2014年8月19日火曜日

CPUグリスとは一体何なのか

みなさん、倉敷店の中の人です。こんにちは。



本日は、グリスの話をします。



グリスとは、CPUとCPUクーラーの間に塗布する、熱伝導率を高めるアレです。



パソコンの中で、おそらく最も熱くなる部品が「CPU」です。



Corei7



CPUは、演算装置、パソコンの頭脳になる部分ですから、それは熱くなります。



私も日々、お客様によりよいサービスを提供するために、日々頭を悩ませてオーバーヒートしています。



震えるぞハート、燃え尽きるほどヒートです。





P010120121



CPUも、時には100℃近くまで温度が上昇!ぐんぐん上昇!温度が暴走!パソコン終了!



そんなことになることもあります!



Shuzo



CPUの温度が高いと、CPUはその実力を発揮できなくなるのです。



頭が熱くて力が出ない、某パンマン氏のような状態に陥るのです!



 



そんなCPUを冷やしてくれるのが「CPUクーラー」です。



Universal05



CPUが発する熱を、CPUのヒートシンク・金属部分が九州、もとい吸収!



ファンが起こす風を利用する風の流法(モード!)



あるいは、流れる冷却液を利用する水の流法(モード!)



CPUを冷ましてくれるのです。



そして「CPUクーラー」と「CPU」の接地面は、金属同士のためミクロレベルで密着はしていないッ!そのまま取り付けただけでは不十分ッ!



その「隙間」を埋めるための人類の【知恵】こそが!グリスなのだッ!



 



グリスは、見た目がドロドロしたクリーム状の物質です。



その正体は、細かい「粒子」ッ!



金属と金属の接地面にある隙間に、この細かな粒子は入り込み、熱を伝導するのです。



その粒子が細ければ細かいほど、熱はCPUからクーラーに効果的に伝わるのです!



 



グリースには、イカ、もとい以下の種類が存在します。



・シリコン



・セラミック



・シルバー



・ナノダイヤモンド



・液体金属



(製品によりますが)下のものほど、熱伝導率が高いのです。



ただし!液体金属だけは非常に難しい!



Ekitakinzoku



体温計などに使われている、「水銀」をイメージしてもらえばいいかもしれません。



表面に油分が少しでもあると、コロンコロンと転がり、なじまないのです。



転がってマザーボードの隙間などに入り込むなどするともう大変!



もう、大変です!なんというか、大変なことになります!多分!



…正直に告白すると、私もナノダイヤモンドまでしか使ったことがないのです。



ですので、チャレンジャーな方以外はナノダイヤモンドで妥協しておくことをオススメします。



あと、液体金属タイプは当店にも在庫がありません。ご注文対応品です。



 



CPUの冷却にこだわるのなら、グリスにもこだわってみましょう、というお話でした。



 



なんでこのような話題にしたかというと、週末に倉敷店営業のM氏から「パーツテスト」という試験が実施されまして、「CPUグリスの種類を5つ答えよ」という問題に「セラミック」の名称が思い出せなかったために悔しい思いをしたので、自戒のため、次回のテストのために、書いておこうと思った次第です。



数年前の「ネットランナー」という雑誌で



CPUグリスは少なく塗るほうがいいのか、たっぷり塗るほうがいいのかという実験をした記事が掲載されていましたが、その結論が



「少なすぎなければ、どれだけたくさん塗っても効果はほとんど変わらない」でした。



まんべんなく塗ればよいということですね。



Manbe



では。







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